永遠の眠り姫

以前から私のブログをご覧になっていた方には、タイトルから想像できるかもしれませんが、
先日、眠り姫は永遠の眠りにつきました。

2年前、悲しいことや辛い事をブログに書かないことを誓ったのは確かです。
でも今回、涙はとめどなく流れましたが、不思議なことに悲しくも辛くもない、
何かの区切りがついただけのような不思議な感覚でした。
ただ、結果的にまた約束を破る形になることは、申し訳なく思います。

若かりし私が、世界中の誰もが名前を知るような企業を捨て、田舎へ帰る決心をしたのは、
GW初日に帰省した時、家の周りに咲いていたタンポポの花を見たときでした。
子供のころから、田舎者ということになんとなく劣等感を抱いていたような気がしますが、
この時は、子供の頃は何の興味のなかったタンポポの花がとても輝いて見えました。
都会では絶対に味わうことのできない、とてつもなく素晴らしいものが故郷にあるのでは?と思ったのです。

その年の年末には「両親の面倒をみるため」というもっともらしい理由で田舎に帰りましたが、
実際は、得体のしれない何かから逃げ出したかっただけなのかもしれません。
収入は一気に3分の1、家賃は要らないとはいえ車無しでは生活は成り立ちません。
普通の生活には全く困りませんが、何か贅沢なことをしようとするときは、
田舎へ帰ったことを後悔したことも少なくありませんでした。

それから何年もの歳月が流れ、野鳥に興味を持った私は、
身近に素晴らしいものが残っている環境を肌で感じました。
この頃になると、徐々に田舎暮らしの良さを感じるようになりました。

その日、私は本来なら出勤日でしたが、奇しくもGWの初日です。
あの時の口実が嘘ではなかったことを、
長い年月をかけて少しだけ証明することができたような気がします。
今年は、低温のためかタンポポはまだ咲いていませんが、スミレや菜の花が沢山咲いていました。
あわただしさの中でも、私の心に少しだけ落ち着きを与えてくれたように思います。
今年初めて鳴き声を聞くツツドリをはじめ、沢山の鳥の鳴き声が響き渡って、
辺り一面、何か暖かいものに包み込まれているようでした。

約15年ぶりに家に帰ることが叶った母は、とても嬉しそうでした。
そして喪主として奮闘している私のことを、
ようやくまともな大人の仲間入りをしたと、目を細めて見ているようにも思えました。
他にもまだ、介護が必要な家族と厳しい状況で闘病している家族がいますが、
もう一度しっかり命と向き合っていく勇気が湧いてきたような気がします。

永遠の眠りは、決して全ての終わりではありませんでした。
自らの命を犠牲に、物事の本質を教えてくれているのかもしれません。
震災の多くの犠牲者は、さらに多くのことを私たちに教えてくれているはずです。
生きることとは何か、死とは何か、幸せとは何か、本当の豊かさとは何か・・・・
答えは、人それぞれかもしれません。
でも、多くの犠牲者の教えをしっかり受け止めて、
必ず次に生かさなければなりません。

生態系の頂点に位置する人間は、多くの命を犠牲にしなければ生きていくことが出きません。
精進とは、お肉やお魚を食べないことではなく、
お肉であれ野菜であれ、犠牲にした命を無駄にすることなく、
全部をきちんと頂くことであるとお坊さんがおっしゃいました。
私たちは豊かな生活が当たり前になって、
お金さえ出せばどんな食べ物でも手に入ると勘違いしているような気がします。
いくらお金を払っても、おにぎり一個、水一杯さえ手に入らなかったあの日のことを、
いつまでも忘れてはならないと思います。

支離滅裂で、私自身何を書きたいのかも良く分からなくなってしまいました。
今回の記事に関して、コメントは一切不要です。
落ち着いたら、また鳥見を開始しますので、今後ともよろしくお願いします。

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この花は、当ブログ初登場のシラネアオイです。
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  1. #1 投稿者: 暇人 (2011年5月3日 - 21:10)

    こんばんは
    綺麗な 花々が 心に安らぎを与えてくれますね。

    • #2 投稿者: アカショウビン (2011年5月5日 - 11:20)

      暇人さんこんにちは。
      穏やかで、花いっぱいの季節だったので救われました。
      ありがとうございました。

  2. #3 投稿者: ❤ちえたん (2011年5月3日 - 23:52)

    こんばんは。

    どうぞご自分のお体とお心を労わりながら
    今日・明日・明後日と、少しでも穏やかな日々が取り戻せますように
    お祈りしています。

    合掌。

    • #4 投稿者: アカショウビン (2011年5月5日 - 11:27)

      ❤ちえたんさん、こんにちは♪
      ごめんなさい。
      ちえたんさんの辛かったことを、また思い出させてしまったかもしれませんね。
      こんなことで凹んでいる場合ではないので、
      感謝しながら、しっかり歩んでいきます。
      ありがとうございました。

  3. #5 投稿者: りばてぃ (2011年5月4日 - 14:14)

    つれづれなることを書きとめるのも良いんだと思います。
    ご自身の思うままに。

    • #6 投稿者: アカショウビン (2011年5月5日 - 11:30)

      りばてぃさん、こんにちは。
      文才がないので、何が言いたいのか全く分からなかったかもしれませんが、
      少しだけ自分の気持ちは楽になったような気がします。
      ありがとうございました。

  4. #7 投稿者: Nami (2011年5月6日 - 12:31)

    生まれてきた人間は、いつかは必ずあの世に帰って行かなければなりません。
    アカショウビンさんが、故郷に帰ってくれたことや・・・この世での素晴らしい思い出を胸に、旅立っていかれたのだと思います。
    書くことで、気持ちが落ち着くこともあると思います。
    心からご冥福をお祈りいたします。

    • #8 投稿者: アカショウビン (2011年5月7日 - 17:59)

      Namiさん、こんにちは。
      自分なりには、ずいぶんと前から覚悟はできていたつもりですが 、
      少し状態が良くなった時は、人間はいつまでも生きられそうな錯覚をしていたような気がします。
      全ての命は有限ですが、だからこそ尊いのだと思います。
      後悔することも沢山ありますが、多少の親孝行は出来たような気がします。
      ご心配をかけてすみません。
      ありがとうございました。

  5. #9 投稿者: hulala (2011年5月6日 - 19:29)

    写っている花たちが
    とてもきれいな雰囲気を持っています。

    • #10 投稿者: アカショウビン (2011年5月7日 - 18:03)

      hulalaさん、こんにちは。
      花の命は短いですが、輝く命を肌で感じることができます。
      沈みがちな気持ちでしたが、何とか落ち着くことができました。
      ありがとうございました。

  6. #11 投稿者: アカショウビン (2011年5月7日 - 18:05)

    私の勝手なつぶやきに[Like]ボタンをクリックしていただいた方々、
    本当にありがとうございました。

  7. #12 投稿者: ポン太倶楽部 (2011年5月10日 - 20:17)

    こんばんわ
    遅れましたが、お悔み申し上げます。
    覚悟はしていたとはいえ、大変だったことだと思います。

    その生命が朽ち果ててもその存在を忘れさえしなければ
    自分の中に生きているものだと信じています。

    • #13 投稿者: アカショウビン (2011年5月11日 - 08:07)

      ポン太倶楽部 さん、こんにちは。
      これまで何度も危険な状態を乗り切ってきたので、
      まだ大丈夫かなと思っていましたが、
      やはり命には限りがありますね。

      昔のことが次々蘇ってきましたが、
      あまり寂しさや悲しみを感じなかったのは、
      きっと今でも自分の中で生き続けていてくれるからだと思います。
      ありがとうございました。

  8. #14 投稿者: asobo (2011年5月10日 - 23:17)

    先日この記事を読んだときはよくわからなかったけど
    コメントをいただいたいま、なんとなくとうかぼんやり理解しました。
    ご冥福をお祈りします。

    • #15 投稿者: アカショウビン (2011年5月11日 - 08:13)

      asoboさん、こんにちは。
      自分でもよくわからないような、
      長々とした文章にお付き合いいただき申し訳ありません。
      命は亡くなっても、たくさんの思い出を残すことができ良かったと思っています。
      ありがとうございました。

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