「ハクセキレイ亜種タイワンハクセキレイ」カテゴリーの投稿アーカイブ

顔黒vs色白

霜の影響であまり花の状態はよくありませんが、

我が家の早春を彩っているヒマラヤユキノシタです(*^-^)

名前のように原産地がヒマラヤということで耐寒性に優れた植物のようです。

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11日のことですが、前日のギンムクドリがまた見られないかと思って出かけたのですが、

春の渡りは足早なので、姿は確認できませんでした(T_T;)

他に何か立ち寄っていないかと探し回っても、

ツグミやヒバリ、ノビタキなどの平凡な鳥しか見られず収穫無しかと思ったのですが、

こんなときはいつもとは違った観点で鳥探しをしてみることにしました(^^)b

 

さて、下の写真はハクセキレイという鳥です。

私の家の周りでは滅多にお目にかかれないのですが、

日本中の平野部を中心に普通に生息している鳥なので、

鳥に興味がない人でも、すぐにあの鳥だ!と思い出せるのではないかと思います。

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特に春の渡りの時期には、一見普通のハクセキレイに見えるけれど、

少し珍しい鳥が交じっていることがあります。

タイワンハクセキレイという鳥ですが、どこが違うか判りますか?

実は羽の色ではありません。

普通のハクセキレイもメスは同じように背中と肩羽の色は灰色をしているのです。

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この角度だとわかりやすいと思いますが、

喉の黒い部分が嘴のところまで達しているのが識別の最大のポイントなのです。

普通のハクセキレイに比べて少しだけ顔黒のイメージですね。

このタイワンハクセキレイは、オスメス共に肩羽の色は灰色をしています。

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次の鳥は特徴がわかりやすいですね(^▽^)/

ずいぶんと顔が色白です。

ホオジロハクセキレイという名前ですが、これまでに何度か交雑種のような怪しげな個体は見たことがあるものの、

ハッキリ断定できる個体を見たのは今回が初めてです。

この鳥はオスメス共に肩羽が黒いとされています。

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下の個体は背中と肩羽が灰色なのでもしや!!!と思って撮影しておいたものですが、

雨覆が灰色ではなく白いので、期待のシベリアハクセキレイではなくホオジロハクセキレイの冬羽のようです。

シベリアハクセキレイはホオジロハクセキレイと識別が困難な個体も多いようですが、

これぞ!といえるような特徴的な個体を見つけてみたいものです。

 

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その他にも日本ではネパールハクセキレイとメンガタハクセキレイの記録があるそうで、

現在ではこの2種が観察できる可能性は極めて低いですが、

ホオジロハクセキレイなどが日本で観察されるようになったのは比較的最近のことですし、

普通のハクセキレイ自体も昔は日本の北の地域のみで生息していた鳥だそうです。

今は観察できる可能性が低くても、今後10年20年のうちに観察できる可能性が高まることも考えられるので、

たかがハクセキレイだと思わず、しっかり観察を続けることも夢がありそうです。

ウォーリーを探せ的な要素もあって、多くの鳥の中から少しだけ違った鳥を探してみるのも楽しいものですね(*´∇`*)

4月頃が一番観察される可能性が高いと思うので、気になったらお近くのハクセキレイの顔とにらめっこをしてみてください。

もしかしたら、顔黒や色白のハクセキレイが紛れ込んでいるかもしれませんよ(^▽^)/

 

コチドリ

場所によっては冬でも夏でも見られますが、渡りの時期の今が一番数が多いですね。

この冬に越冬していたハジロコチドリをこれくらいハッキリと撮影したかったですが、

この時期にまだ残っていたとしても、コチドリが多くて探しきれないような気がします。

ちなみにハジロコチドリにはアイリングがなくて、脚の色がオレンジ色っぽい色をしています。

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おまけは、我が家で春の貴重な食材となっている椎茸です(*´∇`*)

採れたての椎茸の味と比べると、スーパーで売っている椎茸は同じキノコとは思えないほど味も食感も違いますね。

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