「オオムシクイ」カテゴリーの投稿アーカイブ
動き始めた季節
ようやく秋らしく爽やかな天候の日が増えてきましたね。
世間は連休中ですが、私は一日しかお休みがなく遠出もできないので、
シギの方は相変らずといった感じです。
セイタカシギ
アオアシシギ
タカブシギ
トウネン
先日まで寂しかった近所では、冬鳥のシロハラが飛ぶ姿も確認でき、
ようやく季節が大きく動き始めました。
待ちに待った秋の使者、ノビタキの一陣も到着です(^^)
キビタキ
オオルリ
エゾビタキ
コサメビタキ
ゴジュウカラ
アオゲラ
メボソムシクイかオオムシクイのどちらかだと思います。
鳴き声以外での野外識別は困難な鳥で、鳴かない秋には断定できませんが、
下の嘴を拡大してみたところ、これまでに私が撮影したメボソムシクイの写真より暗色部の範囲が広く
オオムシクイの傾向に近いことと、
翼帯がやや目立つ点。
メボソムシクイが8月下旬から9月初旬に多く渡り、
オオムシクイが9月中旬から10月中旬に多いという図鑑の記述とも合致するため、
どちらかというとオオムシクイの可能性が高いと思います。
「ジジロ・ジジロ」と鳴くオオムシクイの鳴き声はずいぶん昔に聞いたことがありますが、
その頃はオオムシクイという分類は確立しておらず、亜種コメボソムシクイとされていました。
でも実際の亜種コメボソムシクイは「ジジロ・ジジロ」とは鳴かないようです。
メボソムシクイ、オオムシクイとも普通種の鳥のようですが、
渡りのコースが少し違うのか、私はどちらも春の渡りの時期に鳴き声を聞いたことはほとんどないですね。
私の図鑑には写真が掲載されていないコムシクイもメボソムシクイやオオムシクイに似ているそうですが、
ムシクイ類の識別はジシギ類やセグロカモメ類などと並んで識別の難しい鳥ですね。