たかがハヤブサ されどハヤブサ

地表付近から飛んで、電柱にとまった怪しげな鳥を見つけたので、慌てて確認しに行くと・・・

首から胸元にかけて赤味があるハヤブサでした。

実際に見るともっと赤く感じるのですが、なぜか写真だと赤い色が弱くなった感じになってしまいました。

捕獲していたのはムクドリです。

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普通のハヤブサよりやや威圧感を感じるような気がしましたが、

色の特徴からシベリアハヤブサということのようです。

情報を耳にしてから3度目にして、ようやく姿を見ることができましたが、

私一人だけでじっくり食事シーンが撮影できたのは恵まれていました(^^)

 

最新の「日本鳥類目録改訂第7版」ではシベリアハヤブサという亜種としての区分はありませんので、

将来的にはハヤブサの大陸型とでも呼ばれるようになるのかもしれませんが、

とりあえず現段階では、亜種シベリアハヤブサとして分類しておきたいと思います。

いずれにしても、このようなタイプのハヤブサは、日本ではあまりお目にかかれないようです。

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一時間以上にわたって付き合ってもらいましたが、

満腹ということで、暫く動きがありそうになかったので、

この後早めに帰路につきました。

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シベリアハヤブサの特徴は他にも、「横斑が太い」「頬ひげが太い」とのことですが、

正直、喉から胸にかけての赤味以外に明確な差異はあまり感じられず、

普通のハヤブサの個体差の範囲内のようにも思えます。

下の画像は昨年撮影した普通のハヤブサですが、同じと言えば同じような、違うと言えば違うような・・・(?_?)

私の気のせいかもしれませんが、シベリアハヤブサに比べると少し可愛らしい感じに見えるような気がします。

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「日本鳥類目録改訂第7版」は、DNA鑑定の結果などを取り入れて、分類にかなり変更があるようですので、

早くそれに準拠した図鑑が発行されることを待ちわびています。

いずれにしても、僅かな違いのある個体を見つけるのは楽しいことですし、

亜種レベルの違いは、野外識別が困難なことも多く、悩みながらあれこれ調べることも楽しいものです(^^)

 

後はおまけですが、枝どまりを見るのは久しぶりのハイタカ。

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冬の定番オオジュリン。

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久しぶりに見かけたクイナ。

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  1. #1 投稿者: 暇人 (2013年1月23日 - 22:32)

    こんばんは
    今日も こちらでは お目にかかれないような「ハヤブサ」とは、素晴らしいですね。チゴハヤブサなるものは撮ったことがありますが、それにしても、珍しい ハヤブサの種類なんですね。今日は「ハヤブサ」だけが 特別に 目立ってしまい、他の方の影が薄くなってしまったような感じですね(‘_’)
    このような 鳥さんが撮れるなら そちらに飛んでいきたくなりますです。!(^^)!こちらは、冬になって 顔なじみのバーダーさんに出会えず、さっぱり情報が入ってこなくなり、カラ類と 遊んでいる始末ですよ(+o+)
    最後の「クイナ」は 以前に 奇跡的に 撮ったことがありますが、どんな鳥さんだったか忘れてしまっていますよ(+o+)

    • #2 投稿者: アカショウビン (2013年1月28日 - 17:44)

      暇人 さん、こんばんは♪
      私はチゴハヤブサはまだ見たことがありません。
      渡りの時期にはハチクマやサシバに交って観察できるようですが、
      私の地域はコースから外れていて、もう少し南を渡るようです。
      身近で、今シーズン情報のあった鳥はほぼ撮り終わった感じなので、
      あとは自力で何か探すか、少し遠出をするしかなくなってしまいました。
      まだ体の心配があるので、あまり無理せず遠出は控えようと思っているので、
      暫くは同じ鳥さんと遊ぶことになりそうです(^^ゞ
      クイナは待っていても必ず見られるとは限りませんよね。
      今シーズンは結構越冬しているようなのですが、
      友人が見たと言っていたポイントで待ったら、一瞬だけ出てきてくれました。
      下手をすると、珍鳥を撮影するより難しいですね(-“”-;)

  2. #3 投稿者: kanaconnie (2013年1月23日 - 23:00)

    目が大きくてすごくはっきりしているんですね。イラストを見ているようなくっきりした目です。
    黄色の部分があるから余計にそう見えるのかな。かっこいいです。
    ワイルドなお食事風景ですが、時々しっかりとカメラ目線ですね。
    クイナさんは・・・ハヤブサの後だからかもしれませんが「なんだか目つきが悪~い!」(笑)

    • #4 投稿者: アカショウビン (2013年1月28日 - 17:54)

      kanaconnie さん、こんばんは♪
      猛禽類はとても視力が良いので、
      目が最大の武器といっても良いかもしれません。
      アカショウビンがハヤブサを見つける前から、
      私の行動を監視していたことでしょう(笑)
      食事中はカラスが襲ってきたり何が起こるかわからないので、
      辺りを警戒したり、カメラも意識したり?
      とても忙しかったことでしょう。
      クイナは不格好な鳥ですが、鶴の遠い親戚なのですよ(^^)

  3. #5 投稿者: abend (2013年1月23日 - 23:14)

    こんばんは。
    目がくりくりして可愛いなんて思いましたが下にある
    餌に驚き(汗)
    これは自然な事なんでしょうが ちょっと(汗)

    • #6 投稿者: アカショウビン (2013年1月28日 - 18:54)

      abend さん、こんばんは♪
      こういった瞬間を目撃すると複雑な気分になりますが、
      ムクドリばかりが増えすぎてもいけないので、
      ちょうど良いバランスになっているのでしょうね。
      自分の食べているものを思い浮かべると・・・
      もっと沢山食べていますね(^^ゞ

  4. #7 投稿者: ❤ちえたん (2013年1月24日 - 07:35)

    アカショウビンさん♪ おはようございます^^

    凄い!!迫力ありますね!
    胸の赤味、はっきり解ります^^
    鳥の中では大き目なムクドリが、小さく見えます^^;
    アカショウビンさんの視線?やカメラをもろともせず
    せっせと食事続行~~♪
    仲間と思われたのか・・?
    それとも相当お腹が空いてた?(笑)
    じっくり見ると、シマシマ模様も綺麗で
    お目目パッチリな存在感のある鳥さんですね^^
    冬の定番オオジュリン・・・・。
    な筈なのに、私は逢った事がありません・・・・il||li▄█▀█●il||li
    ベニマシコもですが、どこの原っぱにでも居る訳ではないでしょうから
    まだまだ歩きようが足りてないのかもしれませんね・・・(大汗)
    クイナ、赤い嘴とお腹や背の縞模様が綺麗ですね^^

    • #8 投稿者: アカショウビン (2013年1月28日 - 19:59)

      ❤ちえたん さん、こんばんは♪
      ハヤブサは距離も近くて、堪能できました(^^)
      ムクドリやヒヨドリくらいのサイズの鳥が、
      一度の狩りでお腹を満たすのにちょうどよい大きさなのかな?と思います。
      かなり大きな鳥を襲うこともあって、
      昨年の春にはチュウサギを仕留めた写真を撮りましたが、
      食べ残しはカラスの餌となって、無駄になることはありませんね。
      もしかしたら、次は私がターゲットだったのかも!?(笑)
      ハヤブサの仲間は比較的警戒心が弱くて、
      かなり近くから観察できることがあります。
      食事中なら、なおさらですね~
      何年か前に3m位の距離に降りてきたことがあって、
      このときは、さすがにマズイと思ったのか、慌てて飛び立ちました。
      オオジュリンは、ベニマシコに比べると限られた場所でしか観察できませんね。
      沿岸部のある程度広い葦原以外ではなかなか見られない思います。
      ただ数十羽のくらいの群れになっていることが多くて、
      見られる場所では沢山見られますよ!
      クイナは姿を見ること自体が難しい鳥ですね。
      たぶん、ちえたんさんの家の周辺でも越冬しているとは思いますけど・・・

  5. #9 投稿者: koyuki (2013年1月24日 - 17:26)

    まあ~~凄い迫力ですね@@!!!
    アカショウビンさんを鋭い眼光で睨んだり吠えたり
    ムクちゃんをペロリと平らげてさすが猛禽の威厳を
    感じました。
    それも希少種亜種シベリアハヤブサとは、どえりゃ~い
    ものと遭遇されたものですね。
    贅沢なお時間を過ごされてアカショウビンさんも満腹に
    なった事でしょう!
    ハイ!私も満腹になりました(笑)

    • #10 投稿者: アカショウビン (2013年1月29日 - 10:15)

      koyuki さん、こんにちは♪
      距離が近かったので、ド迫力でした(^^;
      2枚目以降は車中からの撮影ですが、これを食べ終えたら、
      次は私が標的ではないかと気が気ではありませんでした(笑)
      シベリアハヤブサは日本ではあまりお目にかかれないようで、
      図鑑でもハヤブサの亜種についての記載があるものは少ないですね。
      普通のハヤブサを含めて、日本では4亜種観察できるようですが、
      私自身も情報を聞くまでは、オオハヤブサ以外の別亜種の存在は知りませんでした(^^ゞ
      もちろん大満足で満腹になりましたが、
      このあとお弁当を食べてメタボに拍車がかかりましたね。
      鶏肉が入っていたのはここだけの内緒ですよ(^!^)

  6. #11 投稿者: ○○泰男 (2013年1月26日 - 06:11)

    最近職場に腹と翼の下が白っぽい小さめの猛禽類が現れるようになりました。
    ずっとハヤブサだと思っていたのですが、この画像を見るとなんか違うようで、、、、。
    アカショウビンさんと、ちえたんさん、それから暇人さんなども部ロ巣を見ているせいか
    少しずつ鳥に興味を持ち始めたわたしなのでした。

    • #12 投稿者: アカショウビン (2013年1月29日 - 15:36)

      ○○泰男 さん、こんにちは♪
      鳥への興味が日々深まっているようですね(^^)
      中型から小型の猛禽は、
      体下面が白っぽく見えるものが多いので、さて何でしょうね?
      翼を広げた写真を見るとわかると思いますが。
      ハヤブサやその仲間は翼が比較的小さくて先端が尖って見えます。
      ハヤブサの仲間かそれ以外のタカの仲間かが見分けられるようになるだけでも、
      大きな進歩だと思いますので、飛んでいる時の翼の形を観察してみてください。
      慣れた人なら、遠くても飛び方で種類が見分けられるみたいですが、
      私は写真に撮って拡大しないとなかなか区別が難しいです(^^ゞ

  7. #13 投稿者: agehamodoki (2013年1月26日 - 21:32)

    ほぉ~っ、ハヤブサのお食事シーンですね!
    ちょっとグロいけど迫力満点です。
    じっくり見るとハヤブサは力強さとスマートさを併せ持つ猛禽ですね。
    しかしどこか都会的で表情も人懐っこく見えます。
    オオタカも都市部へ進出しているけど、雰囲気が鋭くて野生的ですね。
    そう言えば芦原のオオジュリンを今年はゆっくり見ていません。
    クイナは神経質な鳥ですよね。中々ゆっくり見れません。

    • #14 投稿者: アカショウビン (2013年1月29日 - 17:51)

      agehamodoki さん、こんばんは♪
      猛禽のお食事シーンは、見たいような見たくないような複雑な気分ですが、
      迫力は文句なしですね(^^)
      他の猛禽と違ってハヤブサの仲間は地上で見ることも多くて、
      近くでもさほど人間を警戒しませんね。
      オオタカは今シーズンあまり見る機会がないのですが、
      ハヤブサよりワンランク上の威厳を感じますね。
      体こそ大型ではないものの、猛禽界の王者のような風格を感じます。
      オオジュリンが増えたのは、年が明けてからのような気がします。
      小鳥の到着が遅れ気味でしたが、ようやく数も種類も増え始めました(^▽^)/

  8. #15 投稿者: kakasi24 (2013年1月30日 - 15:01)

    今日は、見事なハヤブサゲットおめでとう御座います。 1時間以上のお食事につきあえるとは、余程運が良いのでしょうね・・・・こちらでこの子が来たとなれば数百人単位で右に左に人の方が動き回るからお食事処では無くなる事間違い無しですね・・・こちらのフィールドでは今日はなぜか知らない方達が大挙して追いかけ回しておられて、何も出来ませんでした。

    • #16 投稿者: アカショウビン (2013年1月30日 - 20:29)

      kakasi24 さん、こんばんは♪
      周りにカラスなどがいなかったためか、結構ゆっくりお食事をしてくれました。
      一羽の鳥に、数百人の見物客というのは私には想像がつかない世界です(^^;
      何年か前に、ナキハクチョウ、ハクガン、アボセットなど、
      珍系が目白押しだった年がありますが、多くても一羽には20人くらいだったかな?
      大部分は県外の人ばかりでしたが、目的がそれぞれで、
      人も分散してしまうので、時には誰もいないこともありました。
      広い場所ですし、普段は車が3台くらい同じ場所に停まっていれば、
      何か怪しい鳥が居るのかな?といった感じです。

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